ロードバイクの室内トレーニングに使うローラー台には様々な種類があります。今回は、ローラー台の種類と自分に合ったローラー台の選び方をまとめました。
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ローラー台の走行タイプは主に二つです。
かつては本格的なトレーニングには3本ローラーが主流でしたが、現在はスマートローラーの人気が高まっており、ローラー台各社のフラッグシップモデルは、後輪固定のスマートトレーナーになっています。

ローラー台には、ローラー台の上でホイールを回転させるためにドライブが装備されています。ドライブがないと、ローラー台の上でホイールが空転するだけですので、ローラー台ではタイヤがドライブを擦って擦って負荷をかけることで、実走感を出しているわけです。
ドライブには二つのタイプがあります。
昔からある、最近では「クラシック・トレーナー(ローラー台)」と呼ばれる機種に採用されているのが「ホイールオンドライブ」。タイヤとドライブを擦り付けて、ドライブを回転させることで負荷を生みます。
最近のスマートトレーナーに多いのが「ダイレクトマウントドライブ」。後輪を外してローラー台のドライブに直結しているフリーボディに取り付けたスプロケットを回転させることで、負荷を生み出します。
ドライブをコントロールしやすいことから、自動負荷調整機能を搭載したスマートトレーナーはほとんどがダイレクトマウントドライブになります。

トレーナーには、データ計測と負荷調整ができる製品があります。
データ計測を行わないベーシックトレーナーには、負荷調整の有無で二つのパターンがあります。この場合の負荷調整は基本的にはアナログダイヤルで手動で行います。
一方でスマートトレーナーの場合は、スマートトレーナーなのでデータ計測はしてくれますが、負荷の自動調整をするモデルとしないモデルが存在します。
上のリストで言うと、1から4の順でローラー台本体の価格が高くなります。
ローラー台のタイプ的には、ここまで解説した「3つのポイント x ポイントごとのタイプ」の16つのタイプが、概ねロードバイクの室内トレーニング向けのローラー台の種類です。
これらの3つのポイントから、自分の欲しいローラー台を選びます。
という場合であれば、3本ローラーのスマートローラーか、を選ぶことになります。
逆に静音性を求めるのであれば、
という形で選ぶのも良いでしょう。

MINOURAやELITEには、あとから負荷調整ドライブを追加したり、センサーを追加することで、スマートローラーに拡張できる製品も登場しています。
例えば、ELITEのQUICK MOTIONはコンパクトな3本ローラーですが、別売りのセンサーを追加することで、負荷調整機能はないもののZwiftにも対応したスマートローラーになります。