ローラー台トレーニングの騒音対策としてメーカーなのは下にマットを敷くこと。今回は、専用マットとクッションマットを使って、ローラー台の騒音がどれくらい軽減されるかをテストしました。
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試したマット環境は下記の4つです。
テスト環境は木造戸建ての2階・フローリング洋室でローラー台トレーニングをし、真下の1階での騒音がどれくらいかをテストします。
まずはそのままフローリングに直置きした場合です。
当たり前ですが、かなりの騒音だったそうです。
まず、直置きだと時速40km/hくらいからトレーニングをしている部屋の壁や窓も振動を始めますが、階下の天井が振動しているのがわかるそうです。時速50km/hになると、部屋どころか建物中に振動を響き渡っている感じです。
これを階下に部屋があるマンションでやったら相当なクレームものでしょう。
続いて、クッションマットのみです。
クッションマットだけでもかなり軽減されることがわかりました。クッションマットだと、ローラー台スペース分くらいだと1,000円もしないので、対策としてはコスパがいいですね。
続いて、ミノウラ トレーニングマット2を使った場合です。
専用のトレーニングマットだけに低速時は単品でもかなり軽減が確認できました。
効果としては明らかにクッションマットだけよりも大きいとのことです。これは、ミノウラ トレーニングマット2がローラー部分に振動吸収素材があることが大きいかと思われます。
ただ、時速40km/hを超えるとローラー台フレームの騒音だけでなく、ドライブユニットの音も大きくなってしまうので、どうしても音は聞こえてしまいますね。
最後にクッションマットの上でに、ミノウラ トレーニングマット2を敷いて、その上にローラー台を乗せるパターン。
階下でモニターしてもらった人間に聞いたところ、クッションマット & ミノウラ トレーニングマット2は圧倒的に音が違うとのことでした。
専用マットでローラー台からの振動が軽減されている上に、クッションマットでわずかな共振も吸収することで、かなりの防音効果があるようです。
今度は隣の部屋の騒音をテストしてみます。先程は階下でしたが、今回は、集合住宅の場合は隣の部屋への騒音の判定に使えるかと思います。
まずはそのままフローリングに直置きした場合です。
当然ですが、床よりも壁の方が薄いため、騒音はかなりのもののようです。これは夜に集合住宅でやってはいけないレベルですね。
続いて、クッションマットのみです。
こちらもクッションマットだけでも軽減されることがわかりました。階下よりも大きく聞こえるとのことだったので、やはり隣の部屋の方が床と壁のダブルで音が伝わるせいでしょう。
続いて、ミノウラ トレーニングマット2のみを使った場合です。
意外とクッションマットだけと大きな差はなかったようです。おそらく壁づたいの騒音をあまり軽減できていないからだと思われます。
最後に、クッションマットと専用マットのダブル。
階下への騒音と比べると効果は薄いですが、クッションマットやトレーニングマットだけよりもかなり音は小さかったそうです。
ダブルにすることで騒音吸収性が上がったことで、壁への振動が軽減されたからかもしれません。
ということで、結論としては専用マットでも十分に防音性能はあるけれど、より防音性能を高めるならダブルで使うのがベストということがわかりました。
専用のトレーニングマットは高い買い物ですが、クッションマットはセットで1,000円くらいで買えるので、追加1,000円くらいで効果がこれだけ上がるのであれば、買って損はないかと思います。